コーダノート

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【映画】『龍三と七人の子分たち』

お疲れ様です、仙丸こと幸田高吉です。

先日、久々に劇場で映画を見てきました。

見てきたのは、北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』です。

けっこう好きなんです。北野監督の映画。
とはいっても、今まで見たのは、

「キッズ・リターン」
「HANA-BI」
「アウトレイジ」
「アウトレイジ・ビヨンド」


と、話題作ばかりで、みごとににわかというか、ミーハーなんですが、
北野映画の
「独特の間と空気感」
「静と動」
が、好きなんです。

(ていうか、前作「アウトレイジ・ビヨンド」が
 2012年の作品だと知って驚きました。
 3年前! 月日のたつのはあっという間だ……)

さて、北野監督作品といいますと、
「芸術性」に重きをおいたものと
「暴力」に重きをおいたものに分かれるように思えるのですが、
今回の最新作『龍三と七人の子分たち』は、事前情報を見る限り、
そのどちらでもない、「ザッツ・エンタテインメント」な作品に仕上がっているように思え、
「北野監督のエンタメ映画! 見たい!」と思って劇場まで足を運んだのでありました。

で、どうだったかと申しますと、

序盤からは終盤までは、あたかも弱火でじっくりコトコト煮込むかのように
何度も何度もクスリと笑わせてくれて、なかなかにいい感じでありました。

で、そのまま終盤のクライマックスシーンでドカーンとド派手にかまして
「やりたい放題なジジイどもがメチャクチャやって、半グレの悪ガキどもをぶっつぶす!」
という痛快爽快活劇として大いにハチャメチャに暴れて
メチャクチャに笑わせ、スカッとさせてくれることを期待していたのですが、
なぜか後半から急に作品の中の熱気が「平熱」に戻ってしまったように感じて、
拍子抜けというか、消化不良になってしまいました。あー! 惜しい!
序盤は「ザッツ・エンタテインメントムービー!」な雰囲気がたっぷりあってワクワクしたのだけどなあ。
後半のクライマックスでなぜか「動」ではなく、
芸術よりの北野作品に顕著な「静」の空気感になってしまったように感じたのですよ。
どうして「ブルース・ブラザーズ」みたいな、大馬鹿で大爆発でドッカンドッカンな感じにならなかったのだろう。
いま一歩、爽快感が足りないというか、すっきりしきれなかった感があります。本当に、あー、惜しい!

じゃあ、つまらなかったのかというと、決してそんなことはなくて、
先にも書きましたが、序盤中盤はクスクス笑えるところがたくさんあり、なかなかよいです。
(だからこそ、ラストで大爆発・大盛り上がりに至らなかったのが残念なのですが)

そしてなにより、主役のジジイたち
公式サイトや予告編などで全面に押し出している通り、良いです。ジジイたちのキャラはそうとういいです。
「元ヤクザのジジイvs半グレのガキ」という構図なので、
ジジイたちが「善玉」「主役側」ってことになっており、
どのジジイたちも非常に魅力的ではあるんですが、
冷静になってみると、このジジイたちももともとは弩級のワルだったわけで、
作中でも一般市民相手に相当ワルさしてます。やりたい放題です。
「ちょwwwwお前らも十分悪党www」って感じです。
そこが気になってしまうと「このジジイたち悪人じゃん。嫌い!」って思ってしまうかもしれませんが。
「まぁ、ジジイだからしょうがねえや。大目にみてやろうぜ!」って気分で見られるなら
ジジイたちを、クレイジーでファンキーでキュートでチャーミングに感じることができるでしょう。

ジジイ役の名優のみなさんがたの演技は、そりゃもう言うまでもなく素晴らしく、
「ちょっとセリフが聞き取りにくいかな……」という箇所がいくつかあった以外は
もういうことなしです。
なかには、普段はもうこんなメチャクチャな役をやらず、
社会的地位の高い人の役がメインの俳優さんもおられたようですが、
「新境地が開けた」と、役者としてさらに成長を実感された方もいた、とネットの記事で読みました。
ジジイ役を演じる年齢になってなお、さらなる成長を得た、それもジジイ役で、というのは、
とても良い話だと思いました。

というわけで、私個人の感想といたしましては。
「ジジイがイカす! 内容も途中まではイカす! ただ、クライマックスが……惜しい!」
という感じでした。

つまらなくはないです。見て損はないとも思います。
もしかしたら、自分以外の人はクライマックスもしっかり楽しめるかもしれません。
ただ、個人の感想ということで、ここはひとつよろしくお願いします。
「アウトレイジ」シリーズに衝撃を受けすぎたせいで
ちょっと事前の期待が高すぎたのかもしれないです。



映画評、それも駄目だしとかとかおまえ何様だ? という内なる声に恐縮しつつ、
以上にて本稿を終わりとさせていだきます。



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