コーダノート

今日を大事に。やりながら考える。いっぺんにやらない。いっこずつやる。

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「なるべくダメなヤツに描いたほうが日記はおもしろい」って言うけどさぁ! 江口寿史×吾妻ひでおトークショールポを読んで

お疲れ様です、仙丸こと幸田高吉です。

つまらんのです。

最近、つまらんのです!
なにがつまらんって、そりゃ、これですよ。

これこれ、このブログ。この日記。

自分の書いたブログ日記がつまらねぇ……。

面白いことがなにも思い浮かばねぇ……。



というさなかに、こんな記事を読みましてな。

江口寿史×吾妻ひでお トークショールポ「江口さんが落としてくれたおかげで漫画家は休めるようになった
「なるべくダメなヤツに描いたほうが日記はおもしろい」江口寿史×吾妻ひでおトークショールポ



私、江口寿史さんの漫画は読んだことないのですが、吾妻ひでおさんの漫画は好きです。
なんせ、生まれてはじめて読んだ「こども向けでないまんが」の一冊が
吾妻さんの「不条理日記」だったくらいですから(父が持っていて、実家においてあった)。
「ななこSOS」とか「ぶらっとバニー」とかも読んだ記憶がかすかに残っています。

とはいえ、最近読んだのだと、本人が主人公の作品が多くなるわけですが。




失踪日記。作者の失踪やアルコール依存症での入院を描いた作品。
エピソードもすごいけど漫画作品としてまずすごい。傑作。漫画界の各賞を総なめにした。


アル中病棟。失踪日記の続編的作品。
アルコール依存症での入院から退院までを描いた作品。
これまたすごい作品。何度も読み返してます。


カオスノート。たぶん現時点での最新作。
実録ものである「失踪日記」「アル中病棟」とは打って変わって
ひたすらもうナンセンスギャグ。久々に同じ漫画で何度も爆笑した。


うつうつひでお日記。ほんとのほんとに日記な漫画。事件なし波乱なし仕事なし。
作者みずから「失敗作です」と言っていますが、私は好きです。
ミョーに癒やされるんですよね。なんか。



で、ですね。

江口さんと吾妻さんのトークの中で、こういう言葉がでてくるわけです。

「なるべくダメなヤツに描いたほうが日記はおもしろい」

と。


いやいやいや、ちょっと待ってちょっと待って。

無理、無理無理むーりぃー。



なんで無理かって、そりゃあなた。



私の日常、掛け値なしで「ダメ」だからですよ。



とてもじゃないが、素のまんま、裸のまんまで世間様には晒せねぇ。



つーか、去年の9月にやったんですよ、ほぼ素のままのブログ。

声優の青木瑠璃子さんがTwitterでやってた「8月絵日記」から
タイトルを拝借して「9月字日記」ってのを一ヶ月間ほぼ休みなしでやったんですよ。

で、どんな内容だったか、最近読み返したんですよ。



もうね、ドン引き。



イタかったからドン引きだったのかというと、そうでなくて。

「痛々しくて」読んでて心が重く、苦しくなったのです。



なんでそんなことになったかというと、
私、去年の段階では持病があって闘病中であることを
カミングアウトしてなかったんですね。
で、8月くらいから、ものすごく体調が悪かった。

その体調の悪さを打破するために、
明るく楽しく書こうとしたのが「9月字日記」なのですが、
持病による心身の苦しさを隠して書いている様子が
痛々しくてもう見てられない。胃が痛くなる。そのうえつまらない。
さらには、体調の悪さの打破も失敗し、
去年下半期はほぼ行動不能にまで落っこちましたからな。

でも、今はもうカミングアウトしているんだから、
普通の日記を書けばいいじゃない、と、お思いになる方もおられるかもしれませんが。

オレの生活、ホントにダメですからね。
「闘病記」とかカッコイイものにはほど遠いカスい日々ばかりです。
かなしくなるほど恥の多い人生を歩んでおります。

なので、それを正直に書くことについては
私の中の自制心とか廉恥心とかが全力でストップかけてきております。
嫌われるのやだ! 叩かれるのやだ! 軽蔑されるのやだ!

知人の作家さんなんかは、本当に正直かつ淡々と日常を日記にして
ネットで書いている人もいますが、それはやっぱりちゃんと生活しているからで、
自分のような「真人間でも無頼・破滅型でもない半端なダメ」って、
発表した当人は軽蔑され、読んだ人はイライラするという誰得な代物になるので
そんなもの世に出したくないのであります。

もちろん、世の中にはダメな生活をダメのまま書いている人もいますが、
才能のない人がそれをやると
本当に「ダメだなこの人」という感想しか浮かばないうえに、
内容もつまらないという本当に救いようがないことになります。
そんなリスキーなことをする度胸はねーでごぜーますよ。
「ダメだけど面白い」ならまだしも
「ダメなうえにつまらない」ですと軽蔑しかされませんからね。

であるなら、
「ホントの日常は伏せておいて、日々思いついたこととかを書けばいいじゃない」
というご意見もあるかもしれませんが、
私の場合、それを毎日やっている人を知っておりまして、
ええ、「糸井重里」っていう人なんですけどね。
私、この人のファンで、「ほぼ日刊イトイ新聞」に毎日掲載されているコラムを読んでいるんですけど、
お忙しいだろうに、なんでこんなに毎日いろいろ思いつくんだろうとため息しか出ませんよ。
こういう最強に強まりすぎている例を毎日読んでしまっていると
自分の脳髄がひねり出すもののクオリティの低さに天を仰ぐ以外に手立てがなく
とてもじゃねぇが恥ずかしくてできやしないのであります。

ならいっそ、
「ホントの日常も自分も伏せて、ウソ書いちゃえばいいじゃん」
という方法もあります。
心理学の本で読んだのですが、
被験者に「社交的な人になったつもりで」作文を書かせると
その後の性格テストで本当に社交的な性格になっていた、ということもあるそうです。
「あたかも『すでに理想の自分になったかのごとく』なりきる」ということで
本当に理想の自分に近づいていく、ということらしいです。

いやでもこれはさすがに。

……さすがに。

……いやまてよ、やりようによっては意外とアリなんじゃねぇか?

書きたくないことは伏せるかぼかすかして、
楽しいことは楽しく書き、つらいことも明るく書く。
それは「ウソ」ではなく「編集と脚色」という。
ワールドワイドウェブに晒している時点でもう実質的に見世物なんですから、
デコレートしてショーアップするのはむしろ当然といえましょう。



……その「デコレート」や「ショーアップ」が失敗すると、
イタかったりキモかったりするシロモノになるわけですが。



なお、先に紹介した江口さんと吾妻さんのトークショーは、
江口さんの「正直日記」というエッセイの発売記念で行われたのだが、
その本の評価はと言うと……。

めっちゃ賛否両論でやんの。

いちおう☆3.5となってはいるものの、
低評価の人たちが煽りや冷やかしでなく、
本気で怒っているので、やっぱこれシャレにならない。

やっぱり「ダメ」「クズ」を晒すというのは、おそろしいことですじゃ。
でも、それをわかったうえで世に出せないと、プロにはなれないのかもしれませんのぅ。



でも……わかったうえで、ならまだいいけど、わかってないで、
つまり「イケてる」と思っていて「ダメ」「クズ」を晒している人は……。



お、俺、大丈夫かな?



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